オリックス不動産、大阪・高槻で6.3万㎡のマルチ型物流施設開発に着手

オリックス不動産、大阪・高槻で6.3万㎡のマルチ型物流施設開発に着手

最大6テナント入居可能、25年6月竣工見込む

オリックス不動産は2月5日、大阪府高槻市でマルチテナント型物流施設「高槻ロジスティクスセンター」の開発に着手したと発表した。

新名神高速道路の高槻ICから約6.5km、名神高速道路の茨木ICから約7km。2027年度には新名神高速道路の全線開通が予定されるなど、関西エリアに加え、東日本と西日本の結束点として交通利便性の向上が見込まれるエリアに立地している。

地上4階建て、延床面積は6万3261㎡(約1万9136坪)。募集区画は最小約2500坪に設定しており、最大6テナントの入居が可能。2025年6月の完成を見込む。


「高槻ロジスティクスセンター」外観イメージ

1~3階をスロープでつなぎ、1階には最大41台、3階には最大42台の大型車(10t車)が同時接車可能なバースを整備する。免震システムや非常用自家発電機などBCPニーズにも対応、防災配慮設計を施す。

4階には入居テナント企業の従業員向けカフェテリアを用意し、シャワーブース付きのドライバー休憩室を敷地内の別棟に設けるなど就労環境の向上に努める。

屋上には太陽光発電設備を設置するほか、天候不良時や夜間など発電量が不足する場合もオリックスが非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給、入居テナント企業は100%再生可能エネルギー由来の電力を使えるようにする計画。


100%再生可能エネルギー由来の電力供給の概要


カフェテリアのイメージ


位置図(いずれもプレスリリースより引用)

■「高槻ロジスティクスセンター」施設概要
名称:高槻ロジスティクスセンター
所在地:大阪府高槻市下田部町2丁目7番
交通手段:新名神高速道路「高槻IC」から約6.5km、名神高速道路「茨木IC」から約7.0km
阪急京都線「高槻市」駅から約2.1km、高槻市営バス「二十」バス停から約150m(徒歩約2 分)
敷地面積:29,347.26㎡(約8,877.54坪)
延床面積:63,261.53㎡(約19,136.61坪)
規模・構造:地上4階建て、鉄骨造、免震構造
駐車場台数:普通車132台、大型トラック待機場19台、自転車・バイク188台
その他:トラックバース83台/10t車
床荷重1.5t/㎡、梁下有効高:5.5m以上、全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド3基設置
設計・施工:前田建設工業株式会社
着工:2024年1月4日
竣工:2025年6月(予定)

(藤原秀行)

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