フリマアプリ上で検索可能
メルカリは3月6日、短時間働くことが可能な単発の仕事を紹介するサービス「メルカリ ハロ」の提供を同日開始したと発表した。
メルカリのフリーマーケット(フリマ)アプリに「はたらく」タブを追加。本人確認・銀行口座を登録済みであれば、面接・履歴書不要で最短1時間から、ファミリーマート、日本郵便をはじめとする大手事業者の職場で働けるのが特徴。
当初は1都3県の店舗から3月7日以降の求人掲載を開始。各パートナーの全国4万カ所以上の店舗に関する求人を順次公開する。
様々な領域で人手不足が深刻化する中、空いた時間に働きたいとのニーズに対応し、企業の求人需要もカバーすることで新たな収益源につなげていきたい考えだ。
(プレスリリースより引用)
ライフスタイルに合わせて柔軟に働く時間を選択できるスポットワークの事業者で構成するスポットワーク協会によると、大手4社の登録会員数は1070万人を突破。メルカリで2023年11月に行った調査では、「スポットワークを利用したことはないが、利用意向がある」と回答した人は約32%に上ったという。
メルカリでは回答結果を踏まえ、月間利用者約2300万人の中に約750万人の潜在スポットワーカーが存在すると試算。サービスを開始することにした。
週に複数回など、より高い頻度で働きたい人や常に最新の求人情報をチェックしたい人は、専用の別アプリを通じて応募状況や今後のスケジュール、新着の求人情報を確認・管理することができる。
当面の間、給与は銀行振込だが、将来はグループ会社のメルペイを通じた給与デジタル払いなど、メルカリグループの既存のサービスと連携し、より便利にサービスを利用できるようにする構え。
「メルカリ ハロ」の初期求人募集パートナーはコンビニ、飲食・カフェ、アパレル・小売、物流・倉庫、ドラッグストア、ホテル、ジムなど、1都3県の大手事業者が名を連ねている。
(藤原秀行)