まず年間8.4万tを順次切り替え、年間CO2を3130t削減見込む
日本通運とJR貨物、キリングループロジスティクス(KGL)の3社は3月29日、「2024年問題」や脱炭素を考慮し、鉄道や内航海運へのモーダルシフトを4月1日に拡大すると発表した。
柔軟に輸送モードを組み合わせるSea&Railなどのモーダルコンビネーションも使い、最適な輸送体系の構築を図る。
具体的には、以下の点で協力する。
(1) 鉄道輸送をメーンに利用したネットワークの構築
(2) 地方港を利用した内航ネットワークの構築
(3) Sea&Railを活用したネットワークの構築
(4) 自然災害に伴う鉄道不通時の代替海上輸送ネットワークの構築
(5) 年末年始などの長期連休にも対応可能な鉄道輸送ネットワークの構築
(6) 鉄道コンテナ専用集配車両によらない、荷主トラックによるコンテナ発着駅での持ち込み、引き取り体制の構築
中・長距離トラックで輸送しているキリングループ製品を対象とし、今回は年間約8.4万t(10t車約7000台分、5tコンテナ換算で約1万7000個分)を4月から順次、鉄道をメーンにモーダルシフトする。年間約3130tのCO2排出量削減につながると見込む。
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)