日鉄興和不動産、神奈川・厚木で2万㎡の物流施設が竣工

日鉄興和不動産、神奈川・厚木で2万㎡の物流施設が竣工

首都圏5件目、広域配送にも対応

日鉄興和不動産は5月16日、神奈川県厚木市で自社開発としては10件目(首都圏5件目)の物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)厚木」が竣工したと発表した。

地上5階建て、延床面積は約6100坪のBOX型。神奈川県の厚木市と愛川町にまたがる「神奈川県内陸工業団地」のほぼ中央部に位置。同工業団地は中津原台地に広がる堅固な地盤を有し、洪水・浸水の可能性が低く、BCPの観点からも安全性の高い立地とみている。


外観(鳥瞰)


外観(全景)

緑地が整備されており、徒歩圏内でコンビニエンスストアや飲食店が営業しているため、施設利用者の利便性、快適性も備えていると見込む。

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の相模原愛川ICから約2.8kmに位置し、厚木市内、相模原市内への配送に加えて東名高速自動車道、中央高速自動車道を経由することで、首都圏や東日本の広域をカバーできると想定している。

車両出入口を2カ所に設け、大型車両と通勤者・自転車・一般車の動線を分離し、安全性に配慮した動線計画を採用。敷地内にトラックバース12台、トラック駐車場15台、一般車駐車場55台のほか、屋根付ミニバイク置場・自転車置場を整備している。

倉庫部は、柱スパン約11m・梁下天井有効高5.5m を確保。1~4階はブレース(筋交い)を配置していないため自由度の高いレイアウトが可能。床荷重1.5t/㎡を確保し、汎用性の高い仕様を採用している。休憩室や喫煙室、ドライバー専用トイレなども取り入れている。


倉庫(1階)


倉庫(2階)


荷物用ELV・垂直搬送機


トラック駐車場


自転車置場


ミニバイク置場


エントランスホール


トイレ


喫煙室


全館LED照明(写真は1階事務室)

荷物用エレベーターと垂直搬送機は、それぞれ建物南北に2機配置。ドッグレベラーも2機標準装備し、区画分割対応(2分割)も想定している。

エントランスにはオートロック付きオートドアとカメラ付きインターホンを配備し、セキュリティも充実。全館LED照明をはじめ、人感センサー付き照明や節水型衛生器具などを随所に採用し、環境・省エネに配慮しまている。

■貸床面積

■施設概要

名称

LOGIFRONT厚木

所在地

神奈川県厚木市上依知字上ノ原3025番

交通

首都圏中央連絡自動車道「相模原愛川」IC 約2.8㎞

敷地面積

9,909㎡(約2,997坪)

延床面積

20,256㎡(約6,127坪)

構造・階数

S造一部RC造・地上5階建・BOX型

設計・施工

大末建設株式会社

監修

株式会社フクダ・アンド・パートナーズ

スケジュール

2023年2月着工、2024年3月末竣工

【地図】

(藤原秀行)※いずれも日鉄興和不動産提供

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