香港のオアシスに大王海運が賛同
北越コーポレーションは6月27日、新潟県長岡市で定時株主総会を開催した。
香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが提案していた岸本哲夫社長解任は反対多数で否決された。
オアシスの提案には、オアシスと同じく大株主の大王海運（愛媛県四国中央市）も賛同する意向を示していた。オアシスと大王海運の北越コーポ株式保有比率を合わせると40％を超えるため、他の株主の動向によっては可決される可能性があり、注目を集めていた。
大王海運が提案していた新たな社外取締役選任を求める件など、株主提案は全て否決。一方、買収防衛策発動を可能にする件など北越コーポ側の提案は全て可決された。
（藤原秀行）
