JR貨物の5月輸送量は220.4万トンで前年同月比4.5%減

JR貨物の5月輸送量は220.4万トンで前年同月比4.5%減

GWの天候不順に加え化学工業品は米中問題が波及

JR貨物が6月13日に発表した「輸送動向について(2019年5月分)」によると、当月の鉄道貨物輸送量(速報値)は220万4000トンで前年同月(230万7000トン)を4.5%下回った。コンテナ、車扱ともにゴールデンウイーク(GW)の天候不順が影響した格好。また一部品目では米中問題が波及するなど新たな下押し要因が浮上している。

コンテナは4.3%減の163万8000トン。引き続き関東エリアの建設発生土などが順調に推移したエコ関連物資、 大手自動車メーカーの販売好調により東海~九州間と東海発東北向けが好調だった自動車部品が前年同月を上回った。

その一方でGWの天候不順から九州向けの飲料が低調だった食料工業品、国内需要の減少に伴い東北発関東向けが落ち込んだ紙・パルプ、東北・新潟・北陸発関西・九州向けの民間流通米が減少した農産品・青果物が前年同月を割り込んだ。このほか米中貿易摩擦の影響により中国向け需要が落ち込んでいる化学工業品、化学薬品が大きく数字を下げた。

車扱は5.2%減の56万5000トン。天候不順でGWに行楽需要が伸びなかったことから石油がガソリンを中心に低調な荷動きとなったほか、石灰石は工場の設備不具合によって10%強のマイナスとなった。

(鳥羽俊一)

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