独自開発のTMSと連携している物流事業者らを組み合わせ、業務効率化図る
物流領域のDX促進を手掛けるスタートアップの207は1月29日、荷主企業向けに配送ネットワーク構築を支援するサービスの提供を同日、開始したと発表した。
207が独自に開発したTMS(輸送管理システム)と、207が連携している物流事業者らを組み合わせ、配送業務の効率化を図る。
(207提供)
TMSは配車管理に加え、幹線輸送とラストワンマイル配送の進捗状況も含めて一元管理することが可能。荷主は迅速かつ効率良い配送ルートを作成、維持できる。
TMSを通じ、北海道から沖縄まで全国で配送を担う事業者を確保できる。さらにm荷物の量や交通状況に応じた最適な配車プランをAIが自動提案する。
併せて、リアルタイムで配送員の位置情報や荷物のステータスを確認、顧客に正確な配送情報を提供することが可能なため、顧客満足度向上にも寄与すると見込む。
207は同時に、既存投資家のDG Daiwa VenturesとLogistics Innovation Fund、新規投資家の山口キャピタルからデットファイナンスを含め総額で約2億円の資金を調達したことも開示した。
資金は同サービスの拡大を担う人材確保などに充てる。
(藤原秀行)