コクヨがオフィス通販など向けの最新鋭自動化物流センターを仙台に開設へ、26年10月稼働開始予定

コクヨがオフィス通販など向けの最新鋭自動化物流センターを仙台に開設へ、26年10月稼働開始予定

高密度保管と荷扱生産性向上、品ぞろえ拡大とECプラットフォーム強化に対応

コクヨは2月14日、オフィス用品の通販「カウネット」を中心とするビジネスサプライ流通事業で、東北・北海道エリアの物流基盤を強化するため、2026年10月の稼働開始を目指し、仙台市泉区に最新鋭の自動化物流センター「(仮称)新仙台IDC」を開設すると発表した。

IDCは「Integrated Distribution Center」の略称で、通販など複数のビジネスモデルを統合してカバーする倉庫を指す。

 
 


「(仮称)新仙台IDC」外観パース(コクヨ提供)

膨大な品番の取り扱いを可能とする最新の自動倉庫システムやAGV(無人搬送ロボット)を採用し、高密度保管と荷扱生産性の向上に取り組む。主にコクヨグループでeコマースサービスを提供するカウネットのオフィス通販事業に加え、販売店向け卸事業の拡大も目指す。

さらに、東北・北海道エリアにおける物流サービスの品質向上と首都圏IDCの負荷分散を図るとともに、製造・卸・小売の各段階における流通在庫を集約・統合することで、在庫効率の向上や流通段階の短縮化をにつなげていきたい考え。

■施設概要
名称:(仮称)新仙台IDC
計画名:(仮称)仙台市泉区明通三丁目計画
所在地:宮城県仙台市泉区
稼動開始日:2026年10月(予定)
賃借坪数:約7,000坪(2階、3階)
延床坪数:約15,000坪
建物階数:4階建(133m×103m)、RCS構造(鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、耐震)

(藤原秀行)

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