海外2カ所目、グローバルで人員動員可能な体制目指す
山九は4月21日、海外現地法人の山九サウジアラビアがサウジアラビア東部のジュベール工業団地内で建設を進めてきた「山九サウジアラビア メンテナンス&ヒューマンリソース・デベロプメントセンター」が竣工したと発表した。
同施設は高度な技術・技能を有する人材の確保および育成を目的とした研修施設とプラントメンテナンス機能を備えるワークショップ棟を4棟構えている。
このうち、研修施設は世界各国から社員を受け入れ、熟練技術者の作業を間近で学べる教育の場として運営。研修生の受け入れは年間で延べ約1700人を計画している。将来はグローバルで人員を動員可能な体制の構築につなげていくことを目指す。
ワークショップ棟はプラント設備の日常保全および定期保全(ターンアラウンド)に対応可能な体制を導入。回転機・静機器・配管製缶・バルブなどの多様な設備やサービスに対応している。天候などの外的環境の影響を受けにくい屋内で対応することで、安定したサービスを提供できるようにする。
同社が海外に設ける人材育成施設は2022年にマレーシアでオープンさせた「山九テクニカルアカデミー」に続いて2カ所目。両施設が連携し、東西インド洋をつなぐグローバルな
人材戦略の要としての役割を担い、中東地域の社会と産業の発展にも貢献していきたい考え。
項目 | 内容 |
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名称 | 山九サウジアラビア メンテナンス&ヒューマンリソース・デベロプメントセンター(通称:サウジアラビア メンテナンスセンター) |
開設日 | 2025年4月10日 |
敷地面積 | 22,095㎡ |
事務所棟 | 3階建 RC造(延床面積5,540 ㎡) |
ワークショップ棟 | 鉄骨造×4棟(延床面積5,457 ㎡) ※うち1棟は兼トレーニング棟 |
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用