都内からスタート、多様な働き方を提供
西濃運輸は4月28日、東京都内で今年3月からAT(オートマチック)限定免許を保有する人を対象とした集配ドライバー職の中途採用を本格的に始めたと発表した。
免許条件による就業機会の制限を緩和し、AT限定でまずは対応可能な車両で業務を行い、希望や適性に応じて段階的にステップアップしていける働き方を選べるようにして、ドライバー不足が続く中でも安定的に人材を確保できるようにしたい考え。
AT限定免許保有者には、所有している免許に応じて、軽バン、ハイエース、AT仕様のトラックなどの車両を使用した集配業務に従事してもらう。
西濃はAT仕様の2t、3tのトラックや大型トラックも着実に導入を進めており、将来はAT仕様の車両を軸にしたステップアップも目指すことが可能。
加えて、準中型・中型・大型免許の取得を支援する社内制度も整備しており、希望に応じて着実にキャリアを広げていけるよう配慮している。今後も「最初はAT仕様の車両から」「そのままAT仕様の車両で活躍」「希望があれば段階的に免許取得」などそれぞれのペースに寄り添った、多様な働き方を支援していく考え。
また、今回の取り組みを手始めに、全国のAT仕様の車両運用が可能な支店へ順次展開していく予定。将来は性別・経験・年齢を問わず誰もがドライバー職に挑戦できる環境を整備し、物流現場の持続可能性と多様性を両立する企業を目指す。
西濃運輸のAT車両の導入台数
・軽バン:43台
・ハイエース:43台
・2・3tトラック(AT仕様):694台
・大型トラック(AT仕様):10台
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用