国内港湾のコンテナ取扱貨物量、18年は過去最高を更新

国内港湾のコンテナ取扱貨物量、18年は過去最高を更新

国交省調査、内貿と外貿がともに続伸

国土交通省は7月3日、2018年の国内港湾におけるコンテナ取扱貨物量調査結果(速報値)を取りまとめた。

外貿と内貿を合わせた総数は前年比3・0%増の2349万個となり、過去最高を更新した。内訳は外貿が2・7%増の1890万個、内貿が4・3%増の460万個で、外貿は2年連続、内貿は7年連続でそれぞれ過去最高を記録した。

国交省は「国際コンテナ戦略港湾への集貨や国際フィーダー航路網の拡大など、国際コンテナ戦略港湾政策の成果が現れてきていると考えられる。また、内航フェリー・RORO船の大型船投入や航路再編の動きとともに、昨年7月の豪雨災害などを受け、内貿貨物が陸上輸送から海上輸送へシフトしたことなども影響していると考えられる」との見方を示した。

港湾別では、トップの東京港は外貿と内貿の合計で1・2%増の510万7528個、2位の横浜港が3・7%増の303万5831個、3位の神戸港が0・7%増の294万4115個などとなった。上位20港のうち19港が前年を上回った。

(藤原秀行)

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