高付加価値製品の開発目指す
家電量販大手のノジマは4月21日、日立製作所グループの国内家電事業を買収すると正式発表した。
同事業を手掛けている日立グローバルライフソリューションズ(GLS)が、設立する新会社に同事業を承継させた上で、ノジマが設立したSPC(特別目的会社)を通じて新会社株式の80.1%を2026年度中に取得する。
併せて、トルコの家電大手アルチェリクが担っている日立ブランドの海外家電事業も取得する。新会社が、日立とアルチェリクの合弁会社を完全子会社化する。買収総額は約1100億円。
ノジマは冷蔵庫、洗濯機など白物家電を得意とする日立GLSの同事業を傘下に収め、高付加価値商品の開発を加速、安売り競争とは一線を画し収益力を高めることを目指す。
国内の家電小売市場は少子化や競争激化の影響で伸び悩みが続いている。日立はAI活用など成長が見込める領域に投資を集中させる姿勢を継続しており、これまでにも日立物流(現ロジスティード)などをグループ外に売却してきた。今回の日立GLS株式売却もその一環。
日立GLSが立ち上げる新会社に関しては、日立も残る約2割の株式を保有し続ける予定。
(藤原秀行)











