個人と組織のより良い選択や機会創出に貢献目指す
人材派遣大手パーソルホールディングス(HD)傘下で新規事業創出を手掛けるパーソルイノベーションは5月20日、医療・介護・福祉、製造、物流、建設、交通、販売サービスなど「最前線で働く人々」を差すフロントラインワーカーの行動データを活用し、働き方の科学的解析から技術開発・実装までを担う研究開発組織「HRサイエンス研究所」を開設したと発表した。
従来の調査研究の枠を超え、行動科学・データサイエンス・プロダクト開発を統合したR&D拠点として、現場課題の解決と新規事業創出を図る。
新研究所はパーソルイノベーションとして初の研究開発組織となる。データの科学と人材の科学を融合させることで、フロントラインワーカーをはじめとした、働く人の行動や意思決定、職場環境との関係性を科学的に解き明かし、個人と組織のより良い選択や機会の創出に貢献することを目指す。
パーソルイノベーションの研究組織として、社内に蓄積してきた有用な知見をさらに活用したり、フロントラインワーカーの動向を研究したりすることを想定。
社外の企業・団体・個人との協業による共同テーマ設定も予定している。
HRサイエンス研究所を組織内研究所として開設した背景には、「働く人」を取り巻く社会構造や環境が大きく変化する中で、これまで十分に体系化されてこなかった領域について、実証的な研究を進めていくことを意識しているという。
心理学に関わるメンバーのほかに、情報学の研究者、機械学習エンジニアなどが参加。京都大学などでの教員経験を持つシニアな研究者や博士号を持つ研究者で構成することで研究レベルの高度化を目指す。
さらに、研究成果を基にした迅速な事業化支援を実現するため、3人の推進チームとしてリサーチアドミニストレーショングループも組成する。初期段階から、データ分析やAI開発、戦略策定などの観点で併行し中長期研究もサポートする。
(藤原秀行)











