ハコベル、物流業務で帳票情報入力自動化する「AIデータコンバーター」の提供開始

ハコベル、物流業務で帳票情報入力自動化する「AIデータコンバーター」の提供開始

カレンダーなど特有の形式にも対応

ハコベルは6月1日、生成AIを活用した帳票データ入力自動化システム「AIデータコンバーター」の提供を開始したと発表した。

β版を活用したところ、同社の運送手配マッチングサービスの帳票データ入力に要していた業務時間を8割削減できたという。

AIデータコンバーターは物流関連業務で取引先とFAXなどでやりとりされる帳票の情報をAIが自動で読み取り、CSV形式にデータを整備・変換するWebシステム

ユーザーは取引先などから受領した帳票をアップロードするだけで、任意のカラム設定のCSV形式で出力することが可能。FAXなど紙媒体の帳票は、スキャンなどでPDF化または画像データにする必要がある。

「カレンダーの日付についている○印が積み日を指す」「その直近のV印が卸日に該当する」といった言語情報でない形や省略の多い形式にも対応し、データとして取り扱うことが可能。

マスターデータの引き当て機能や固定値補完機能などを実装しており、帳票にそもそも不足していて従来は人が読み解いて補完・補正していた情報の整理まで代替する。

「データ管理には不可欠だが暗黙の了解で帳票への記載が省略されている」情報や、「発注者の帳票フォーマットでは複数項目に分けて記載されているが受注者側では一項目として扱いたい」情報などについても対応することができるという。

従来のOCR(光学式文字読み取り技術)は帳票のフォーマットごとに「この部分が積込地の情報」「この部分が指定の車格」など、書類のどの部分からどの情報を読み取るのかをその都度指定する必要があり、この都度設定の対応負荷がOCRの導入に際してのハードルとなってきた。

「重量」として記載されている情報が車格(小型車両など)を意味するなど、単に項目を置き換えるだけでは読み取れない情報も存在するため、AIデータコンバーターは読み取った情報から物流業務における「意味」を見つけ出し、都度設定や人の手による情報修正を行うことなく、スムーズに導入できるようにする。

読み取った情報を整備・変換しCSVに出力し、システム間でのデータ連携を実現するため、システム連携のための追加開発の負担を軽減できることから、予算が限られた企業でも自社の運用に最適なシステムやツールを組み合わせ、無理なくDXを実現することが可能と見込む。

(藤原秀行)※いずれもハコベル提供

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