累計で20億円、事業拡大とグローバル展開を本格化
量子コンピューターのソフトウェア開発を手掛けるエー・スター・クォンタム(AQ)は6月5日、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(ITV)をリード投資家として、シリーズB Extensionラウンドとして、Abies Venturesや鈴与などから第三者割当増資と借り入れにより、約9億円を調達したと発表した。参加したのはITVなど9社。

(AQ提供)
AQは2018年創業。量子計算に基づき、従来の技術では解決が困難な社会課題に挑戦し、人類の進化に貢献することを理念に掲げている。独自に量子AI計算プラットフォームクラウド「AQCloud」(量子AIクラウド高速計算プラットフォームサービス)を提供し、瞬時に大規模なデータ処理と大規模計算が実行できる環境を提供している。
調達した資金はAQCloudの機能強化などに充て、事業拡大とグローバル展開を本格化させる。
AQは大手会社向けに量子コンピューターと既存コンピューターの高度なハイブリッド計算を駆使し、物流や配送、スケジューリングの最適化などをサポートしている。
昨年6月にはAQと伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、家具配達を担うTriValue(さいたま市)の3社が量子コンピューティングと数理最適化の技術を活用した配送ルート作成サービスを共同で開発したと発表していた。
(藤原秀行)









