商船三井とJALなど、旅客・貨物輸送担う「空飛ぶ船」の商用化プロジェクトで連携

商船三井とJALなど、旅客・貨物輸送担う「空飛ぶ船」の商用化プロジェクトで連携

英ロイド船級協会と米スタートアップも、許認可取得プロセスを共同開発

商船三井は6月10日、日本航空(JAL)、英国のロイド船級協会(LR)、次世代モビリティの開発を手掛ける米国のスタートアップREGENT Craft(リージェント・クラフト)の3者と連携し、リージェントが開発している完全電動の“空飛ぶ船”「シーグライダー」の日本における社会実装の促進で連携すると発表した。

船体認証と運航許可取得プロセスの確立を目的とした共同開発プロジェクトを進めることで一致し、合意書を締結した。

商船三井はシーグライダーの社会実装に向け、船級協会と取り組むのは日本で初めてと説明しており、プロジェクトを通じて関係省庁との連携を強化し、2030年ごろに日本でシーグライダーを商用化することを目指す。


シーグライダー(商船三井提供)

シーグライダーは、船舶と航空機の特長を融合した完全電動の次世代モビリティ。地表や水面付近で翼が受ける揚力が大きくなる現象「地面効果」を生かし、海面上から数mほどの高さを飛行することを想定している。

最大時速290kmの速力性能と高いエネルギー効率、ゼロエミッション運航を同時に実現し、沿岸都市間や離島航路における旅客・貨物輸送を担う革新的かつ持続可能な社会インフラとして実用化を目指している。

商船三井とJALはグループで既に実施したリージェントへの出資に加え、商船三井とJALがこれまで培ってきた安全運航に関わる知見とリージェントの技術力を組み合わせ、新たな旅客・貨物輸送市場の開発を狙う。

LRは技術・安全・制度に関するアドバイザリーを担い、商船三井やJALがリージェントと連携しながら許認可取得プロセスの体系的な確立を目指す。

(藤原秀行)

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