Brewtope、クラフトビール業界向けに共同配送など提供するサプライチェーン効率化支援サービス開始

Brewtope、クラフトビール業界向けに共同配送など提供するサプライチェーン効率化支援サービス開始

在庫管理なども担当

クラフトビールの流通効率化を支援しているスタートアップのBrewtope(ブルートープ)は6月25日、クラフトビール業界のサプライチェーン運営支援サービス「Brewtope hub」(ブルートープハブ)」の提供を同日開始したと発表した。

「Brewtope hub」は物流や酒税対応、受発注・在庫管理など、クラフトビール業界特有のオペレーション業務を支援する一元管理システムの提供と、保管・出荷・配送業務の代行、複数ブルワリーによる共同配送を通じた物流の効率化を担い、ブルワリーが醸造やブランド育成に集中できる環境づくりを目指すのが狙い。



第1号のパートナーとして、Far Yeast Brewing(山梨県小菅村)が導入を決めた。

日本のクラフトビール市場は拡大基調が続き、2021年からの5年間でブルワリー数は2倍近くに伸びた。

地域の特産品を活用するなど多様なクラフトビールが生まれ、市場の裾野が広がっている一方、ブルワリーの大多数は小規模で資金や人員が限られている。

クラフトビールは配送を中心としたオペレーションの煩雑さが課題で、小ロット多品種、冷蔵配送、酒税管理などが小規模のブルワリーにとって重荷になっている。

さらに、ドライバー不足や配送費高騰も、各ブルワリーが個別に物流を担う従来のモデルの限界を加速させているため、Brewtopeはクラフトビール業界は「作る人を増やすフェーズ」から「届ける仕組みを整えるフェーズ」へ移行しつつるとみて、支援を強化することにした。

Brewtope hubはまず、都内近郊の共同倉庫を起点にして、複数ブルワリーの商品を集約することで共同配送を実現。物流効率の向上と物流コストの最適化を図る。



また、物流業務の代行にとどまらず、クラフトビール業界特有のオペレーション業務を支援する一元管理システムも提供する。

酒税申告に必要なデータ管理や帳票作成を支援し、酒類製造事業者特有の業務負荷を軽減するほか、Brewtopeが運営する流通ネットワークや販売チャネルと連携し、新たな販売機会の創出を後押しする。

今後は、AIを活用した需要予測や商品分析、流通加工、輸出支援なども含め、クラフトビール業界全体のサプライチェーン基盤として機能拡張を進めていくことを目指す。

(藤原秀行)※いずれもBrewtope提供

経営/業界動向カテゴリの最新記事