Hacobuは7月3日、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」(ムーボ・ヴィスタ)に関し、配車業務を一括支援する機能のアップデートを実施すると発表した。
新たに「配送計画機能」と「現在地共有機能」を追加。計画から依頼・実行・管理・分析までの配車業務をMOVO Vista上で、デジタル化して一気通貫で完了できるようになると見込む。
業務を行う中で実績データを自然にシステムで蓄積。アナログな業務フローの中に埋もれていた情報を、組織の資産として活用できる状態に変えられると強調している。


配送計画機能は、積載率の見える化で、輸送効率の最大化を図るのが狙い。

(画面はイメージ、一部開発中の機能を含む)
出荷指示データを基に、配送計画を作成することが可能。出荷指示データの荷物の重量や占有床面積と、利用する車両の大きさから積載率を自動で算出し、その積載率を確認しながら配送計画をまとめられるのがメリット。
加えて、AIが積載率・納品時間・軒先条件などを加味して計画案を自動作成する機能も、7月下旬に提供を開始する予定という。
従来、配車業務は担当者が荷物の量や配送先、納品時間などを確認しながら、どの荷物をどの車両に積めば最も効率よく運べるかを頭の中で判断していたが、人の判断だけで全ての組み合わせを比較することは難しく、結果的に荷台に空きスペースが残ったまま運行するケースもあった。
新機能により、経験の少ない担当者でも積載率の目安などを確認しながら、短時間で配送計画を立てられるようになると想定。積載率を見ながら配送計画を立てることで、極力満載に近づけられるようになり、同じ輸送量でも便数を減らせるため、輸送コストの低減につながるとみている。
現在地共有機能は、配送現場の見える化で、データに基づく改善を促進することに主眼を置いている。

(画面はイメージ、一部開発中の機能を含む)
MOVO Vistaの配送案件の画面上で、ドライバーの現在位置や配送状況をリアルタイムに確認できる。提供開始は2026年8月末の予定。荷待ち時間や到着・出発時刻の記録、現場写真のアップロードにも対応する。
現状、受託した運送事業者が別の運送事業者へ再委託するケースも多く、配送状況を確認するには 「荷主企業 → 元請け事業者 → 実運送事業者 → ドライバー」と何段階もの連絡を経る必要があり、状況が分かるまでに時間を要するケースがあった。確認のための連絡も現場担当者の負担になっていた。
新機能を駆使すれば、ドライバーの現在位置や配送状況をMOVO Vista上でリアルタイムに確認できるようになるとアピール。確認連絡を減らせるだけでなく、ドライバーが入力した荷待ち時間や到着・出発時刻もデータとして蓄積する。
その結果、どこで荷待ちが発生しているのか、どの配送先で荷待ち時間が長いのかといった実態を把握し、改善につなげられるようになると計画している。
さらに、荷主企業・元請け事業者がドライバーの現在地をリアルタイムに把握できるようになることで、災害などの緊急時には元請け事業者から迅速な迂回指示や安全確認が行えると指摘。
ドライバー向けスマートフォンアプリ「MOVO Driver」と連携して提供する。ドライバーがアプリ上で運行を開始する際に位置情報の共有を選択すると、スマホのGPSで取得した位置情報をMOVO Vistaと自動で連携。専用のGPS端末は不要で、ドライバーのスマホ1台で位置情報共有が完結する。
(藤原秀行)※いずれもHacobu提供










