競争力強化と海外展開加速へ共同運営を選択
三菱電機は7月7日、100%子会社で工場など向けのホイスト(揚重機)の製造・販売などを手掛ける三菱電機FA産業機器(福岡市)を、フィンランドのKonecranes(コネクレーンズ)に売却すると発表した。7月2日付で株式の譲渡契約を締結した。
売却の手続きは2026年度中をめどに完了する予定。三菱電機FA産業機器への出資比率はコネクレーンズが70%となり、社名も変更する予定。残る30%は三菱電機が引き続き保有する。売却額は開示していない。
三菱電機FA産業機器は工場などで重量物を吊り上げるホイストの事業と、物流・搬送機器などに用いるギヤードモーターの製造・販売事業を展開してきた。
コネクレーンズはクレーンやホイストをはじめとするマテリアルハンドリング分野に特化したグローバル企業で、世界50カ国超で事業を展開している。
製品提供に加え、保守、モダナイゼーション、デジタルソリューションを中核とするサービス主導型のビジネスモデルを通じて、製造業から港湾運送業まで幅広い分野を手掛けている。
三菱電機は国内のホイスト事業およびギヤードモーター事業における競争力強化、海外市場への展開拡大に向け、高度な技術力とグローバルな事業基盤を有するコネクレーンズと共同運営するのが最適と判断した。
今後は技術や販売網などを統合し、製品・サービスの高度化とグローバルの事業展開強化を図る。
(藤原秀行)









