全国33拠点で運用、「まとめ配送」など実現
物流・製造・建設・小売など基幹産業向けソフトウェア構築を手掛けるネバーマイルは7月13日、ニトリグループで物流を手掛けるホームロジスティクスの小物・雑貨商品のラストワンマイル配送で、新たな配送管理システムを開発、刷新したと発表した。
新システムは2024年8月のプロジェクト開始から約6カ月で初版を構築。2025年1月の稼働開始以降、段階的に全国の主要拠点へ導入を進め、現在は全国33拠点で運用している。
ホームロジは顧客への商品配送時の「置き配」実現、伝票・荷札確認の精度向上など業務改革の実現、「物流2024年問題」への対応を後押しするため、配送管理システムの刷新に踏み切った。
| 項目 | 初期リリース時(2025年1月時点) | 現在(2026年5月31日現在) |
|---|---|---|
| 機能数 | 約90機能 | 約180機能 |
新システムは配送支店における荷受け、検品、積み込みから顧客宅への配送まで、ラストワンマイルの全プロセスをカバー。
従来の「伝票単位」の管理から、 同一住所への複数荷物を一括で配送する「お届け先単位」の管理へ変更した。「まとめ配送」を実現したことで、重複した訪問を回避。26年4月の実績では、全配送のうち平均約10%が「まとめ配送」として集約しており、配送効率の着実な向上を実現できたとみている。
また、専用ウェブサービスを通じ、配送日時の変更に加え、置き配を含む「受け取り方法の指定」を可能にしている。26年4月の実績では、平均約4.3%の配送で置き配が選ばれ、物流課題の再配達を抑制したとみている。
併せて、荷物の検品工程を従来の「目視」から「アプリでのスキャン」へ変更。積み込み・納品時の誤配送を未然に防ぐ仕組みを確立した。配送時の顧客からの受領サインをアプリ完結とした。
他にも、リアルタイムな稼働状況の可視化により、運行進捗の正確な把握を可能にした。配送遅延の兆候を早期に検知し、管理者からドライバーへ迅速に指示を送ることで、遅配の発生を最小限に抑制できるようにしている。
(藤原秀行)







