ANA Cargo、エニキャリ、朝日新聞など5者が航空機と新聞配送組み合わせた物流網実現を引き続き推進

ANA Cargo、エニキャリ、朝日新聞など5者が航空機と新聞配送組み合わせた物流網実現を引き続き推進

鹿児島から水産物などの安価な当日配送を可能に

鹿児島県とANA Cargo、エニキャリ、朝日新聞社、農業関係事業を手掛けるオービジョン(鹿児島市)の5者は9月15日、国土交通省が公募した補助金事業「地域の事業者間連携を通じた物流生産性向上推進事業」に採択されたと発表した。

オービジョンを除く4者は「物流2024年問題」への対応などとして、同事業で2025年度、鹿児島と首都圏を航空貨物幹線で結び、ラストワンマイル配送に新聞社の強固な地域配送網やエニキャリの配送管理システムを組み合わせることで、効率的な物流網を実現することを目指して実証を重ねてきた。

前年度の取り組みに、地域の荷主のニーズ発掘支援を担うオービジョンが加わり、26年度も継続して実現を目指す。

25年度は実証のため、今年1月に鹿児島県の農水産物を東京都へ輸送した。

引き続き、「航空便の空きスペース活用」と「地域の配送リソース(新聞配送網等)の活用」を主軸とした、新たなモーダルシフト幹線の構築に向けた検討・検証を深堀りしていくことを想定している。

エニキャリの配送管理システムにより航空機やトラックの空きスペースを可視化し、有効活用することで積載効率を最大化することなどを念頭に置いている。

また、従来はトラックで日数を要していた輸送を航空便に切り替えることで、鹿児島県産の農産品や海産物などの安価な当日配送を可能にし、首都圏への販路拡大に貢献していくことも目標にしている。

さらに、航空機の空きスペースを活用した配送におけるCO2排出量削減効果の評価方法を調査・策定し、荷主が環境面からも積極的に活用できる環境づくり・ルール化につなげていくことを構想している。

既存の物流リソース(空きスペース)の有効活用による配送コスト10%以上の削減を目指し、持続可能な物流モデルの策定を図る。

(藤原秀行)※いずれも5者提供

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