東大発スタートアップのNoahlogy、英AVEVAと設計造船支援技術の実用化で連携

東大発スタートアップのNoahlogy、英AVEVAと設計造船支援技術の実用化で連携

3D CADデータを活用、作業効率向上目指す

東京大学発のスタートアップで海事産業に特化したAI関連事業を展開するNoahlogy(ノアロジー、東京都港区六本木)は11月2日、エネルギーマネジメントや生産現場の自動化支援などを手掛けるフランスのシュナイダーエレクトリック傘下で産業用ソフトウェアの英AVEVA(アヴィヴァ)と「AVEVA Partner Ecosystem Member Agreement」を締結したと発表した。

AVEVAとの連携に向けた開発・検証を進め、サイバー空間上に立体のモデルを作成、設計する3D CAD(3次元コンピューター支援設計)データを活用した造船設計支援の実用化を目指す。

3D CADデータは、造船の領域では船体の構造や配管・機器の配置などを3次元で表し、寸法や材質といった情報も並行して管理する。

今後は、どの種類のデータや確認項目であれば、AIが正確に判定できるのかを細かく検証し、日々の設計業務に無理なく取り入れられる仕組みの構築を図る。開発に際しては、大規模で複雑な設計を手掛ける造船所や設計部門などの現場の課題に即した形で検証を重ねていく予定。

造船設計では、図面や仕様書に加え、3Dモデルの形状や属性などの情報を確認し、設計要件と照合する作業が発生し、扱う情報は膨大かつ多岐にわたり、確認作業には多くの時間と専門的な知見が求められる。

Noahlogyは設計情報をAIで扱うことで、設計者の確認作業を効率化できると見込む。

(藤原秀行)

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