大林組と日通、離島の工事現場で出る建設産業廃棄物リサイクル促進する新たな循環・輸送の仕組み構築

大林組と日通、離島の工事現場で出る建設産業廃棄物リサイクル促進する新たな循環・輸送の仕組み構築

第1弾は沖縄・宮古島で実施、輸送費と処分費で合計10%以上削減

大林組と日本通運の両社は11月4日、離島の建設現場で発生する建設副産物のリサイクルを促進する新たな循環・輸送の仕組みを構築したと発表した。

適用の第1弾として、沖縄県宮古島で大林組が施工している建設現場で発生する廃石こうボードを、廃棄物処理法に基づく広域認定制度を生かし、日通の建設端材専用の回収容器「NRBOX」で効率的に収集・島外輸送した上で、再び石こうボードの原料として水平リサイクルした。

両社は離島における建設副産物のリサイクル推進に加え、輸送効率の向上やCO2排出量の削減につながると想定している。


宮古島における廃石こうボードの循環・輸送の流れ(プレスリリースより引用)

離島は島内の処理施設や島外への輸送手段が限られる場合があり、建設副産物の収集・運搬や処分をしようとすると輸送コストがかさむなどの課題を抱えている。

宮古島の回収には日通の「NRBOX」を使用し、船舶輸送コンテナへの積載効率を高めて島外に搬出。その後、廃石こうボードは北九州市内の石こうボードメーカーの工場で処理し、回収量の90%以上を再び石こうボードの原料に充てている。

従来のフレコンパックを利用した収集・運搬で発生していた積載ロスを解消することで、輸送費と処分費を合わせて10%以上削減できるほか、輸送に伴うCO2排出量の抑制も見込んでいる。

両社は今後、国内各地域の離島で同様のネットワークを整備し、それぞれの地域の特性に合わせた建設副産物処理の最適化を実現していくことを目指す。石こうボード以外の建設資材についても同様のフローの構築を視野に入れている。

(藤原秀行)

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