マツダ、広島港出島地区で全海外拠点にKD部品供給する新物流拠点が竣工

マツダ、広島港出島地区で全海外拠点にKD部品供給する新物流拠点が竣工

グローバル生産をサポート、庫内自動化にも注力

マツダは11月6日、広島港出島地区(広島市南区)で建設を進めてきた物流拠点「マツダKDセンター」が竣工したと発表した。稼働開始は2027年1月の予定。

同社の全ての海外生産拠点にKD(Knock Down)部品(海外の生産拠点で車両を組み立てるための部品)を供給する役割を担い、部品の集荷や保管、荷造り、海上輸送コンテナへの積み込みなどを手掛ける。



広島と世界の生産拠点を物流でつなぎ、マツダのグローバル生産を支える。


マツダKDセンター(プレスリリースより引用)

新拠点はこれまで広島港海田地区(安芸郡坂町)にあったKDセンターを広島港出島地区へ移転。出島地区では、国や広島県により国際海上コンテナターミナルの整備が進められており、船舶の大型化への対応など港湾機能の強化が図られている。

新拠点はこうした港湾機能を活用し、海外生産拠点への部品供給の効率化・安定化につなげることを想定している。

物流の効率化と作業スタッフの安全性・働きやすさの向上に注力。部品の格納や取り出し、パレット荷造りなどの工程を自動化するとともに、歩行者と車両の動線を分離し、施設内にはエリア空調を導入している。

さらに、サプライヤーから部品を運ぶトラックの入場管理を効率化するとともに、専任者がフォークリフトで荷降ろしを行うことで、作業時間の短縮とトラックドライバーの荷役負担の軽減を目指す。



加えて、荷降ろし中に利用できるドライバー向けの休憩室も設置。屋根には容量2.2MWの太陽光発電パネルを導入し、施設内の消費電力の一部を賄う。

■マツダKDセンター概要
所在地 広島港出島地区(広島市南区)
敷地面積 約55,000㎡(約5.5ha)
建築面積 約35,000㎡
着工 2025年4月
竣工 2026年11月
稼働開始 2027年1月(予定)
主な機能 海外生産用部品の集荷、保管、荷造り、出荷

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事