プロロジス 活動状況 2020

プロロジス 活動状況 2020

物流施設開発担当部署名/担当者数

担当部署名
開発部・開発本部
担当者数
18名

累積開発実績

総保管面積(=賃貸可能部分)
688万㎡
※開発予定を含む延べ床面積
マルチテナント型施設数
57棟
BTS型施設数
43棟

開発実績エリア

首都圏 近畿圏 中部圏 北海道 東北 北陸 中・四国 九州・沖縄

開発対応可能エリア

首都圏 近畿圏 中部圏 北海道 東北 北陸 中・四国 九州・沖縄

海外の開発/投資実績および投資計画

実績あり 計画あり 検討中 計画なし

世界19カ国において延べ床面積約9,000万㎡以上の物流施設を所有・運営・開発している

冷凍/冷蔵施設の開発実績および開発計画

実績あり 計画あり 検討中 計画なし

中長期的な開発/投資方針

大型施設(延べ床面積1万坪=約3.3万㎡以上)に限定 大型施設がメーン 大型と中・小型が半々程度 中・小型がメーン 中・小型に限定

中長期的な新規開発:既存物件取得の比率

開発に限定 開発がメーン 開発と既存物件取得を半々程度 既存物件取得がメーン 既存物件取得に限定

総運用資産額/総運用施設数

総運用資産額

運用施設数
61棟

近年のトピック

【起工・土地取得】

2020年1月 「プロロジスパーク神戸5」 起工
2020年1月 「プロロジスアーバン東京足立1」 起工
2020年3月 オイシックス・ラ・大地 専用施設「プロロジスパーク海老名2」 起工
2020年4月 埼玉県八千代市に用地取得し「プロロジスパーク八千代1・2」の開発を発表
2020年6月 「プロロジスパーク猪名川1・2」起工
2020年7月 東京都足立区に用地取得し「プロロジスアーバン東京足立2」の開発を発表
2020年9月 茨城県つくば市に用地取得し「プロロジスパークつくば3」の開発を発表

【竣工・運営開始等】

2019年9月 「プロロジスパークつくば1-B」 竣工
2019年10月 「プロロジスパーク千葉1」 竣工
2020年7月 「プロロジスアーバン東京品川1」 運営開始
2020年9月 「プロロジスパークつくば2」 竣工

【新サービス・提携・M&A等】

2019年9月 高天井用LEDメッシュネットワークシステム共同開発
2019年9月 ESGの世界的指標「GRESB」で日本プロロジスリート投資法人がアジアの物流不動産企業1位に認定
2019年10月 単発バイトマッチングアプリ運営「Timee」と 業務資本提携
2019年11月 倉庫見える化アプリ「ロジメーター」を「KURANDO」と共同開発
2020年1月 米国の物流不動産企業LPT社およびIPT社との合併が完了
2020年1月 ダボス会議発表「世界で最も持続可能性のある会社100社」で不動産企業として世界1位に
2020年2月 GPTWジャパン「働きがいのある会社ランキング」に4年連続の選出
2020年4月 私募ファンドを組成し日通の物流施設を取得

当面の事業戦略

カスタマーニーズに沿う全国の物流適地において、今後も年間500億円程度の開発を継続する予定である。従来の物流集積地のみにとらわれず、今後物流適地となる立地に新たな物流ハブを提供していく。

冷凍・冷蔵倉庫や、物流施設内のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援、ロボット化への対応など、高付加価値施設・サービスの提供に努めていく。

EC需要の拡大により、都市に近接した物流施設の需要が高まっている。当社では都市近郊の「プロロジスパーク」に加え、都市型施設「プロロジスアーバン」の開発を加速させ、カスタマ―に新たな選択肢を提供する。

新型コロナウイルスの感染拡大後の変化

入居・増床の相談
減った  やや減った  横ばい  やや増えた  増えた
退去・縮小の相談
減った  やや減った  横ばい  やや増えた  増えた
資金調達
容易になった やや容易になった 変わらない やや難しくなった 難しくなった
用地取得
容易になった やや容易になった 変わらない やや難しくなった 難しくなった
現行の開発計画
ブレーキがかかった ややブレーキがかかった 変わらない ややペースが加速した ペースが加速した

コロナ渦が始まって以降のテナントからの要請や相談

店舗用商品の売上低下やEC用在庫の増加に伴い、一時的なストックニーズが増加した。当社平均稼働率が99%超で空き床がない状況ではあるが、カスタマ―間の調整等によりできる限りお応えした。

運営面では、感染者が出た場合の対応等について保健所や消毒業者とあらかじめ協議し、入居企業用の行動マニュアル等を作成するとともに、PCR検査を受けた方が出た場合に即消毒等ができる体制を整えた。カフェテリアの席の間引きや喫煙所等の利用停止なども行っている。

将来的な省人化や庫内人員の適正配置の相談も受けており、社内のコンサルティングチームが対応している。業務進捗の可視化により人員配置やワークフローの適正化につなげる「ロジメーター」など、省人化・自動化にもつながる包括的なソリューションを提供している。

新型コロナが物流不動産市場全体のトレンドに与える影響の予想

賃貸物流施設の需要
減少する  やや減少する  横ばい  やや増加する  増加する
賃貸物流施設の開発・供給ペース
減速する  やや減速する  横ばい  やや加速する  加速する
賃貸物流施設用地の相場
低下する  やや低下する  横ばい  やや上昇する  上昇する
賃貸物流施設の賃料相場
低下する  やや低下する  横ばい  やや上昇する  上昇する
建設コスト
低下する  やや低下する  横ばい  やや上昇する  上昇する

物流不動産市場は、供給量が潜在的な需要を掘り起こす市場サイクルが長期にわたって継続しており、近年は供給過多が懸念されているが、コロナ禍でeコマース企業を中心とした商流の変化はさらに加速し、供給がリードする市場拡大はしばらく継続するものと予想される。

入居テナント

業種 割合(%)
アパレル 17
食料品・飲料 16
電器・電子機器・コンピューター関連 11
小売り(日用品・雑貨など) 11
機械工業・金属製品・精密機器 10
その他 35

新型コロナウイルス以外のリスクと対策

開発用地の取得については、依然として競争が激しいため、区画整理事業や山林の造成、売り主との相対取引などを通じて競争力のある用地を確保するとともに、他社に先駆けて新たな物流適地をつくっていく。

コロナ禍の長期化や米中摩擦など、社会・経済全体の不確実性が高まっている。当社では、世界19カ国、約4,700棟の物流施設の運営から得られるデータや知見を、プロロジス・リサーチチームをはじめ、国をまたいだプロジェクトチームが随時分析している。これを基に自社および施設内でのDXを進め、有事の際の事業継続性や平時の効率性向上、新たなサービス展開等に生かしていく。

ポスト・コロナに対応するため、各社のサプライチェーンの見直しや庫内オペレーションの省人化が進むと考えられ、在庫適正化、拠点分散化など、お客さまのニーズが多様化・複雑化すると考えられる。多岐にわたる課題に対応するため、当社では、省人化やロボット導入支援、拠点立ち上げ支援、在庫適正化のためのアセスメントなど施設開発にとどまらないさまざまなソリューションを社内のコンサルティングチームが提供している。

2020~21年に竣工予定のマルチテナント型施設

No. 名称 竣工予定年月 所在地 延べ床面積(㎡) 賃貸可能面積(㎡)
1 プロロジスパークつくば2 2020年09月 茨城県つくば市さくらの森25番3 111,895
2 プロロジスアーバン東京足立1 2020年11月 東京都足立区入谷7-18 5,171
3 プロロジスパーク千葉2 2020年11月 千葉県千葉市稲毛区六方町210-1 68,211
4 プロロジスパーク神戸5 2021年03月 兵庫県神戸市西区見津が丘 約46,000
5 プロロジスパーク海老名2 2021年08月 神奈川県海老名市下今泉 約38,000
6 プロロジスパーク猪名川2 2021年08月 兵庫県川辺郡猪名川町差組字小谷101-1他 と2他 158,646
7 プロロジスパーク猪名川1 2021年11月 兵庫県川辺郡猪名川町差組字小谷101-1他 と2他 218,152

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