アイリスグループ、中国・天津で10カ所目の拠点が本格稼働

アイリスグループ、中国・天津で10カ所目の拠点が本格稼働

自動倉庫導入し物流効率化に寄与、輸出拠点の一部役割も担う

アイリスオーヤマは9月30日、中国のグループ企業、愛麗思生活用品天津有限公司(天津市)が中国で10拠点目となる天津工場を開設、10月に本格稼働を開始すると発表した。

アイリスオーヤマは1996年に中国で初めて現地法人を設立して以来、遼寧省大連市と江蘇省蘇州市、広東省広州市を拠点として活動。天津市にも工場を新設することで、北京・天津など華北地区経済圏へ迅速に商品を出荷できる体制を構築、中国国内における物流を一層効率化できると見込む。

新工場は家電製品や生活用品の製造拠点に加え、日本国内向けの輸出拠点の一部としての役割も担い、事業拡大に伴う物量とインターネット通販における取り扱い製品数の拡大に対応する。

新工場は天津経済技術開発区(TEDA)に位置し、建物総面積は4万6552平方メートル、総投資額は約50億円。2万2500パレットに対応可能な自動倉庫も導入している。主要生産品目は家電製品、プラスチック製生活用品、スチールラック・什器で、初年度に3億元(約50億円)の販売を目指す。


天津工場の外観(アイリスオーヤマプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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