日通、中国・上海の洋山地区で輸出用新倉庫を開設

日通、中国・上海の洋山地区で輸出用新倉庫を開設

面積6500平方メートル、自動車部品メーンに取り扱い

日本通運は12月1日、中国の現地法人「上海通運国際物流有限公司」が同国の洋山地区で輸出用新倉庫を開設、稼働を始めたと発表した。

上海港の2020年のコンテナ取り扱い量は前年比0・5%増の約4350万TEU(20フィートコンテナ換算)で、11年連続コンテナ取り扱い本数世界一となった。中でも洋山ターミナルは初めて2000万TEを突破、新型コロナウイルスの感染拡大下でも過去最高を更新している。

上海通運は外高橋エリアに加えて洋山エリアも上海における重要な輸出拠点と位置付け、東海大橋まで20キロメートル、洋山ターミナルまで50キロメートル好立地に倉庫を新設。10月11日に現地で開所式を開いた。

新倉庫は庫内面積が6500平方メートル。敷地内の倉庫総面積は4万4000平方メートル、敷地内デポ総面積は6万平方メートルに上る。

新倉庫は自動車部品をメーンに取り扱い、クロスドック輸出業務に適した低床式・両端開口の構造を採用。通い容器の管理業務や荷姿変換業務にも対応する。

今後は欧米発着の輸出入倉庫拠点として基盤を強化。倉庫事務のデジタル化や先端技術を活用した省人化も図る。


新倉庫の外観と内部(日通プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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