三井倉庫HD、7年ぶりベア実施で労使妥結

三井倉庫HD、7年ぶりベア実施で労使妥結

定期昇給と合わせて3%賃上げ、新卒社員の初任給も一律3000円引き上げ

三井倉庫ホールディングス(HD)は3月31日、2022年の春季労使交渉で、基本給の一律引き上げ(ベースアップ)を7年ぶりに実施することで妥結したと発表した。

定期昇給(平均4400円)の分にベースアップ(一律4600円)の分を加えると、組合員の平均で3%(平均9000円)の賃上げになる。

併せて、22年4月新卒社員の初任給に関しても、対象者は一律3000円引き上げることを決めた。

同社は22年3月期に、2年連続の過去最高益となる見通し。同社は賃上げの理由について「新型コロナウィルス禍による社会・経済活動に対する様々な制約が長期化する中でも基礎収益力の着実な底上げや財務健全化が進展し、次の成長ステージへ歩みを進めていることは全従業員のたゆまぬ努力の賜物であり、これに報いることを目的に、このたびの賃上げを決定した」と説明している。

(藤原秀行)

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