伊藤忠ロジスティクスと沼尻産業、茨城・つくばで初の医薬品専用物流拠点が竣工

伊藤忠ロジスティクスと沼尻産業、茨城・つくばで初の医薬品専用物流拠点が竣工

倉庫部分6450㎡で4温度帯対応、5月に本格稼働開始予定

伊藤忠ロジスティクスと茨城県を地盤とする物流企業の沼尻産業は4月14日、茨城県つくば市で新たな物流拠点「つくば医薬品物流センター/つくばメディカルロジスティクスセンター(TMLC)」が 2021年12月に竣工したと発表した。本格稼働開始は今年5月の予定。

新拠点は両社が共同開発。つくば市では初の医薬品専用物流拠点となる。

 
 


外観写真(以下、いずれもプレスリリースより引用)

平屋建てで倉庫部分の延べ床面積は6450平方メートル。常磐自動車道の谷田部ICから5キロメートル、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)のつくば牛久ICより3キロメートルに位置。成田空港を含めた関東の各拠点へのアクセスで強みを持つ。医薬品物流の強化を図る。

常温・定温・保冷・冷凍の4温度帯に対応。入出荷バースはドックシェルターを完備している。環境対策として全館LED照明や人感センサーを採用するとともに、屋根全面と敷地内に出力1266メガワットの太陽光発電設備を導入。災害時の停電に備え、緊急時に物流を継続できるA重油を燃料とした出力350キロボルトアンペア、72 時間稼働が可能な大型非常用発電機を設置。

厳格な温度管理などが求められる「GDPガイドライン」に準拠した管理体制・品質管理を整備している。共用部にはカフェテリア風のリフレッシュスペースなども取り入れ、従業員が働きやすくなるよう配慮している。

【物件概要】
施設名称:「つくば医薬品物流センター/TMLC」
所在地:茨城県つくば市高野台2丁目1番
敷地面積:36,014㎡(10,894 坪)
倉庫部分:6,450㎡(1,951 坪)
事務所部分:678㎡(205 坪)
建物構造:鉄骨造平屋建
着工:2021年4月
竣工:2021年12月

(藤原秀行)

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