東京建物と東急不動産、西日本新聞社、丸紅が福岡アイランドシティで物流施設を共同開発へ

東京建物と東急不動産、西日本新聞社、丸紅が福岡アイランドシティで物流施設を共同開発へ

4.45万坪、24年1月竣工予定

東京建物は6月1日、東急不動産、西日本新聞社、丸紅と共同で、福岡市の博多湾に整備された人工島「福岡アイランドシティ」でマルチテナント型物流施設「(仮称)T-LOGI福岡アイランドシティ」を開発すると発表した。このほど、開発用地を取得した。

用地は2021年度の福岡市によるアイランドシティ港湾関連用地の分譲公募で取得した。敷地面積は約1万1890坪(約3万9200平方メートル)、延床面積約4万4500坪(約14万6900平方メートル)の大規模マルチテナント型物流施設を建設する予定。2022年7月の着工、24年1月の竣工を見込む。


「(仮称)T-LOGI福岡アイランドシティ」の完成イメージ(東京建物提供)

福岡高速6号線のアイランドシティ出入口から約1.4キロメートルに位置。東京建物など各社は巨大な消費地の福岡市内への近距離配送や、九州全域への広域配送拠点、本州と九州をつなぐ配送の拠点として活用できるとみている。

アイランドシティが位置する博多港は、東南アジアをはじめとする海外の主要貿易港や那覇港とのアクセスに優れ、国内外の貨物が集まる一大貨物集積地。今後も国際物流拠点として港湾機能が強化され、日本各地と世界を連携する港として一層の発展が期待されており、物流拠点としても優位性があると期待している。


広域図・周辺図(東京建物提供)

施設は6階建てのダブルランプウェイ型で、各階接車(5・6階のみメゾネット利用)できるようにする。最小区画面積は約1500坪(約5000平方メートル)からを想定。施設には太陽光発電パネルを設置するなど、環境配慮に向けた取り組みも行う予定。

「(仮称)T-LOGI福岡アイランドシティ」概要
竣工:2024年1月(予定)所在地:福岡県福岡市東区みなと香椎3丁目29番11,30番4,32番4(地番)
交通:福岡高速6号線「アイランドシティ」出入口 約1.4km
西鉄バス:「ベジフルスタジアム前」バス停 約1.3km
敷地面積:約11,890坪(予定)
延床面積:約44,500坪(予定)
規模:地上6階(予定)
形状:ダブルランプウェイ型(片面バース)(予定)
設計:未定
施工:未定
構造:未定

(藤原秀行)

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