日本GLP、埼玉・上尾で10.5万㎡のマルチテナント型施設着工

日本GLP、埼玉・上尾で10.5万㎡のマルチテナント型施設着工

24年3月竣工予定、従業員と地域住民双方の健康に寄与目指す

日本GLPは9月1日、埼玉県上尾市で総延床面積約10万5000平方メートルの物流施設「GLP上尾」の工事を本格的に始めると発表した。

地上5階建て、竣工は2024年3月の予定。投資総額は約230億円を見込む。


「GLP上尾」完成イメージ

横浜ゴム上尾配送センターの跡地に建設。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の桶川加納ICから約7.5キロメートル、東北自動車道の岩槻ICから約10.5キロメートル、首都高速道路の与野ICから約11キロメートル。関東一円から東北エリアまでを網羅できる、物流拠点として優れた立地。

“Co, well-being”をコンセプトに掲げ、施設従業員と地域住民の健康に寄与する施設として開発する。バイオフィリックデザインを採用した内外装で快適な就労環境を整備し、施設で働く方々の心身の健康に加えて生産性向上にも寄与することを目指す。さらに、入居企業へ安定した雇用をサポートすることで事業成長を後押しする。

敷地内の緑地を一部パークエリアとして開放し、緑豊かな遊歩道やベンチを設置した休憩スペースを設置するなど、地域住民の方々の利便性をサポートし地域に調和する施設として建設する。

3つのフロアコンセプトによるハイブリッド型施設を想定しており、①圏央道沿いの在庫拠点ニーズに対応するDC型(4~5階)②ECや流通加工ニーズに対応(2~3 階)③ラストワンマイルの拠点ニーズに対応するTC型(1階)と設計。 各階を4分割プランとし、最小区画面積は約4000平方メートル、最大区画面積は約9万平方メートルと設定する。

1~4階は各階アクセスが可能で、4~5階は二層使いが可能な片車路形式のダブルランプウェイを採用。輸配送能力向上をサポートする両面バースを設置する。縦搬送能力を高める垂直搬送機の4~5階への設置を予定。5階は床荷重を1平方メートル当たり2トン、有効天井高は一部約7.25メートルとし、物流オペレーションの高効率化を支える。


カフェテリアイメージ


エントランスイメージ


「GLP上尾」広域図


「GLP上尾」周辺図(いずれもプレスリリースより引用)

■施設概要
施設名:「GLP上尾」
所在地:埼玉県上尾市愛宕6丁目1-22
敷地面積:約46,000㎡
延床面積:約105,000㎡
構造:地上5階建て、免震PC造
着工:2022年9月
竣工:2024年3月(予定)
認証取得:LEED ゴールド認証(予定)、ZEB Ready認証(予定)

(藤原秀行)

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