急いで空きスペース探すユーザーの利便性向上図る
三菱商事などが出資しているGaussy(ガウシー)は9月14日、飽きている倉庫スペースと預けたい荷物をインターネット上で引き合わせるシェアリング倉庫サービス「WareX(ウェアエックス)」に関し、倉庫への問い合わせ機能(引き合い送信機能)を大幅に刷新し、同日公開を始めたと発表した。
WareXに問い合わせをする利用者は急いで倉庫を探すことが多いため、必要な項目に絞ることで倉庫利用開始までの時間を短縮、利便性向上を図る。
(Gaussy提供)
WareXは2021年5月に正式ローンチ。1パレットから大ロットまで、様々な荷主の寄託ニーズに対応している。WareXで過去の引き合いデータを調査し、倉庫が見積もり提示に必要な項目を精査した結果、必要なのは2〜14項目であることが分かったため、大規模なリニューアルに踏み切った。
新機能は倉庫利用が初めてのユーザー者は倉庫についての知識を十分持ち合わせていないため、「品名」と「荷物情報の詳細(自由記述)」の2項目のみで見積もりを依頼できるようにしている。一方、倉庫利用に習熟した利用者は任意項目を含む14項目を活用し、より詳細な情報で倉庫に見積もりを依頼できる。ユーザーの体験度合いの違いに対応可能とした。
新しい問い合わせ機能で入力できる項目は以下の通り。
必須項目
品名
荷物情報の詳細
任意項目
保管温度帯
入荷荷姿(サイズ、重量を含む)
出荷荷姿(サイズ、重量を含む)
最大保管数(パレット、ケース等、保管単位の情報を含む)
直積み可否
段積み可能数
平均寄託価額
保管開始予定日
保管終了予定日
オプション作業の見積もり希望
自由記述欄
商品画像
(藤原秀行)