店主らが空き時間を有効活用、副収入獲得可能に
アマゾンジャパンは12月19日、新しい独自の配送プログラム「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」を実施すると発表した。
商品のラストワンマイル配送の新たな形態で、地域の中小企業にアマゾンの配達を委託し、報酬を支払う。
現在、雑貨店、写真館、レストラン、新聞配達店、居酒屋、美容室、花屋、アパレルショップ、コーヒーショップ、犬のブリーダーなど、数百の中小企業がパートナーとして、その日の営業スケジュールに合わせて空き時間などを使い商品を近隣に配達しているという。
アマゾンは決められた日にパートナーの事業所や営業所、店舗などにまとめて商品を届けた後、その商品をパートナー企業のオーナーやスタッフが購入客の指定配送先に届ける。パートナー企業は本業に従事しながら、隙間時間を利用し、副収入を得られるのがメリット。
全てのパートナーが、店舗や事業所から最長約2Km圏内で配達を実施。配達方法は自由に選択できる。多くのパートナーが自転車や徒歩を利用している。現在のところ、通常1日に約30～50個で、数時間程度で全ての配達を完了させられると説明している。
Amazon Hubデリバリーパートナープログラムの募集対象エリアは、東京・千葉・埼玉・神奈川・大阪・京都・兵庫・愛知・福岡の9カ所。今後はエリアの拡大を検討する。インド、スペイン、メキシコでも運用しているという
（藤原秀行）
