商船三井が国内初、トランジション・リンク・ローン活用したグローバル・コミットメントライン契約締結

商船三井が国内初、トランジション・リンク・ローン活用したグローバル・コミットメントライン契約締結

上限600億円、資金調達基盤拡充し環境戦略推進

商船三井は12月26日、トランジション・リンク・ローン(TLL)によるコミットメントライン(融資枠)契約を三井住友銀行と締結したと発表した。期間は5年で、上限は600億円。

TLLを活用し、グローバル規模のコミットメントライン契約を結ぶのは国内で初めてという。

TLLは気候変動への対策を検討している企業が脱炭素社会の実現に向け、長期的な戦略に則って行っている温室効果ガス削減の取り組みを金融面で支援する手法。

TLLを駆使して商船三井が資金を調達するのは、LNG燃料供給船「Gas Vitality」、風の力を推進力に変えるウインドチャレンジャー搭載ばら積み船「松風丸」に続き3件目。特定の船舶とリンクせず、事業性資金をTLLで調達するのは初となる。

【本ローンの概要】

契約締結日 2022年12月26日
期間 5年
形式 コミットメントライン方式
極度額 600億円
資金使途 事業資金

(藤原秀行)

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