CRE、千葉・白井で3.1万㎡の物流施設が竣工

CRE、千葉・白井で3.1万㎡の物流施設が竣工

入居企業が1棟借り

シーアールイー(CRE)は1月5日、千葉県白井市で新たな物流施設「ロジスクエア白井」が2022年12月26日に竣工したと発表した。

地上3階建て、延床面積は3万819㎡。マルチテナント型として開発してきたが、竣工に先立ちテナント企業と1棟全体の賃貸借契約を締結済みで、同社の専用施設として稼働済み。CREはテナント企業の具体名を開示していない。


施設全景

「ロジスクエア白井」は、千葉県内陸部の工業団地では最大規模の白井工業団地内に位置し、周辺は大規模な工場・倉庫が立ち並ぶ24時間操業可能な工業専用地域に立地。常磐自動車道の柏ICと東関東自動車道の千葉北ICを国道16号線で結ぶ中間地点にあり、今後は国道464号北千葉道路の延伸で交通利便性がさらに向上すると見込む。

大型車両が直接2階へアクセス可能なスロープを備え、1階と2階に計36台の大型車が同時接車可能なトラックバースを設置。外壁には金属断熱サンドイッチパネル、倉庫内の全ての防火区画壁に耐火断熱パネルを採用し、倉庫部分の床荷重は1.5/㎡ (2.0tフォークリフト対応可)、有効高さは各階5.5m以上(一部を除く)、照度は平均300ルクスを確保している。

荷物用エレベーター(積載荷重4.1t)を4基標準設置している上、垂直搬送機2基やドッグレベラーの増設を可能とする構造を採用。庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場などの確保、事務所スペースの増床を想定した法的な対応といったような、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様を実現している。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を取り入れ、CASBEE建築(新築)のランクA、BELS評価★★★★(フォースター)の認証を取得した。今後はエンバイオ C・エナジーにより、屋根全面で出力約1000kwの太陽光発電システムを導入する予定。生み出した電力は自家消費するほか、FIT(固定価格買い取り制度)を活用して余剰分は売電する計画。

■ロジスクエア白井の概要
施設名称 : ロジスクエア白井
所 在 地 : 千葉県白井市中
敷地面積 : 16,792.04 ㎡(5,079.59 坪)
用途地域 : 工業専用地域
主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模 : 鉄骨造 地上 3 階建て
延ベ面積 : 30,819.00 ㎡(9,322.74 坪)
着 工 : 2021 年 12 月 1 日
竣 工 : 2022 年 12 月 26 日
設計施工 : 株式会社熊谷組


ロジスクエア白井のオリジナルロゴ


(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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