国際物流支援システム「Giho」のWillbox、社外取締役にSMBCベンチャーキャピタルの中野氏が就任

国際物流支援システム「Giho」のWillbox、社外取締役にSMBCベンチャーキャピタルの中野氏が就任

リード投資家、ガバナンス体制強化へ

国際物流の業務デジタル化システム「Giho(ギホ)」を運営しているWillboxは6月2日、ガバナンス体制の強化に向け、5月31日付でSMBCベンチャーキャピタル投資営業第一部長の中野哲治氏が社外取締役に就任したと発表した。

Willboxは「国際物流をより最適に、よりスマートに。」をミッションに掲げ、2020年にGihoの開発および物流サービスの展開を進めてきた。2019年の設立から約4年で、現在は約90社の荷主企業のうち、8割超が上場企業を中心とした顧客企業がサービスを利用している。

今後中長期的な成長を果たし、“国際物流”のインフラとしてサービスを強化していくため、シリーズA(創成期)のリード投資家を務めているSMBCベンチャーキャピタルから中野氏を社外取締役に招聘することにした。

中野氏は、プレシリーズAの段階からWillboxの投資担当者として、プロダクトの変遷からGo to Market(市場進出戦略)までを身近でサポートしてきた。2008年三井住友銀行入行。8年半にわたって中小〜大企業への法人営業に従事し、数百万円の小口融資から最大数百億円のLBO(レバレッジド・バイアウト)ローンまでを主担当として実行。16年10月にSMBCベンチャーキャピタルへ移った。

中野氏は「COVID-19禍におけるサプライチェーンの混乱を経て、透明且つ確実な物流の必要性は急速に高まっております。受発注を起点に国際物流業界におけるデジタルサプライチェーンを構築し、日本の優れた製品が、より世界に羽ばたくためのインフラの一助となれるよう、誠心誠意尽力してまいります」とコメントした。


中野氏(Willbox提供)

(藤原秀行)

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