スタディストと大和ハウスグループが 物流施設の管理業務向けマニュアルリストを共同開発、7月に販売開始

スタディストと大和ハウスグループが 物流施設の管理業務向けマニュアルリストを共同開発、7月に販売開始

155項目カバー、作成負荷軽減狙う

マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を手掛けるスタディストと大和ハウス工業、同社グループのフレームワークス、大和ハウスプロパティマネジメントの4社は6月27日、物流施設の管理業務向けマニュアルリスト「Teachme Biz ロジパッケージ」を共同開発したと発表した。

スタディストは7月3日、大和ハウスが開発した物流施設の入居テナント企業や大和ハウスグループが施設管理業務を担うテナント企業をはじめ、物流関連企業向けに「Teachme Biz ロジパッケージ」の販売を開始する。

「Teachme Biz ロジパッケージ」は、物流施設を中心とした施設管理業務におけるマニュアル項目を155に分けてリスト化しており、導入企業はリストとテンプレートに沿って画像や文字を入れるだけで簡単にオリジナルのマニュアルを作成できるのが特徴。企業のマニュアル作成業務の負担を軽減し、物流業界全体で抱える人手不足の解消などに貢献できると見込む。

荷降ろしや入荷、ピッキング、出荷といった基本的な施設内作業から、災害時の対応、臨時便の手配といったイレギュラー対応の内容までカバー。あらかじめマニュアルが網羅的にリスト化されていることで、効率的にマニュアルを作成できるとみている。

「Teachme Biz ロジパッケージ」を利用するには、「Teachme Biz」の契約に加え、別途税別10万円の追加料金が必要だが、大和ハウスグループを通じて申し込んだ場合は追加料金を不要にする。マニュアル作成はスタディストに委託することも可能。


「Teachme Biz ロジパッケージ」で提供されるマニュアルのリストの一部

スタディストは今後も大和ハウスグループと共同で物流業界への「Teachme Biz ロジパッケージ」の導入促進を図り、2025年3月末までにテナント企業50社への導入を目指す。「Teachme Biz ロジパッケージ」のアップデートなどを進め、施設管理業務の効率化をはじめ、物流業界の課題解決に向けて取り組む。

(藤原秀行)※いずれもスタディスト提供

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