「大阪王将」冷凍食品のイートアンドフーズ、2024年問題考慮した物流拠点を群馬・板倉町に建設へ

「大阪王将」冷凍食品のイートアンドフーズ、2024年問題考慮した物流拠点を群馬・板倉町に建設へ

関東工場隣接地、AIやロボットなど導入し業務効率化

「大阪王将」の冷凍食品の製造・販売を手掛けるイートアンドフーズは10月17日、群馬県邑楽郡板倉町の関東工場隣接地で、新たな物流拠点「関東ロジスティクスベース(KLB)」を建設すると発表した。

稼働開始は2024年7月の予定。23年から稼働している関東第三工場と同じく、新型コロナウイルス禍を背景とした内食需要拡大で今後も冷凍食品市場は成長が見込まれているのに対応する。

また、トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」を見据え、AIやロボットなどの新技術を積極的に導入し、入出荷の効率化を実現。コスト増への対策と運営安定化も図り、冷凍流通の拡大を目指す。


完成イメージ

KLBは隣接する工場が生産した「大阪王将 羽根つき餃子」をはじめとする製品の商品名、賞味期限、ロットなどの情報を、QRコードで管理・識別。オペレーションを自動化して保管する。

庫内作業の大半を自動化し、人員の抑制とヒューマンエラーの削減にもつなげることを構想している。自然冷媒による冷凍庫棟として建設、環境負荷軽減を図る。

併せて、大型の物流施設を整備することで、工場は計画生産が可能になるため、工場での廃棄ロス削減などの効果も見込んでいる。

施設概要
名称:関東ロジスティクスベース(KLB)
所在地:群馬県邑楽郡板倉町泉野二丁目41番13 他
延床面積:1,736.48㎡
建築面積:1,770.68㎡
投資総額:約10億4400万円(建築費・冷凍設備費)
稼働予定:2024年7月

(藤原秀行)※いずれもイートアンドフーズ提供

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