「INDUSTRY-FRONTIER 2019」が千葉・幕張メッセで開幕

「INDUSTRY-FRONTIER 2019」が千葉・幕張メッセで開幕

IoT・AI・画像認識を活用した“次世代ものづくり”技術が多数登場

日本のものづくりと新産業創出を支援する総合展「INDUSTRY-FRONTIER 2019」(主催・日本能率協会)が4月17日、千葉市の幕張メッセで開幕した。

製造業を中心に設計・開発、生産技術、製造の垣根がなくなりつつある日本企業では、ものづくりの上流から下流までをトータルで俯瞰できる革新的なテクノロジーやソリューションのニーズが高まっている。こうしたトレンドを踏まえ「INDUSTRY-FRONTIER 2019」の下、今回初めて製品開発から生産・製造までをワンストップで行う“次世代ものづくり”の支援・推進を目的に4分野の専門展示会を開催。

専門展示会はIoT(モノのインターネット)を活用した「“つながる工場”推進展」、生産拠点としての工場インフラ充実を目的とする「生産と工場の設備・機器展」、ものづくりをシステムで一貫支援する「開発・設計・生産システム展」、AI(人工知能)を生産に活用・応用する「AIとロボティクス産業展」に合計28社が出展した。

主なところでは「“つながる工場”推進展」で大塚商会がIoTを活用した製造現場と生産管理システムの連携、「生産と工場の設備・機器展」には谷沢製作所が安全を視点に開発した作業者向けウエアラブルカメラと映像の遠隔リアルタイム配信、「開発・設計・生産システム展」は三和工機が1000人の技術者による多分野でのエンジニアリングサービス、「AIとロボティクス産業展」ではキヤノンITソリューションズの画像AI技術によるディープラーニング活用や産業用カメラとロボットを組み合わせた導入事例――などを展示・紹介した。

(鳥羽俊一)

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