衝突・炎上事故起きた羽田空港のC滑走路、1月8日にも再開へ

衝突・炎上事故起きた羽田空港のC滑走路、1月8日にも再開へ

国交省は3連休明け以降に緊急再発防止策取りまとめ

国土交通省は1月5日、東京の羽田空港で日本航空(JAL)の旅客機が海上保安庁の機体と衝突、炎上した事故の影響で閉鎖しているC滑走路の運用を1月8日にも再開するとの見通しを示した。

現在は4本ある滑走路のうち、事故が発生したC滑走路のみ閉鎖している。運用を再開すれば、空港全体の発着回数はほぼ事故前の水準に戻ると見込まれ、欠航が相当程度解消できるとみている。

ただ、事故により、安全な離着陸に不可欠な滑走路脇の設備が破損したため、風向きによっては現状の都心上空を飛ぶルートの一部が使えなくなるという。そのため、設備が復旧するまでは代替のルートとして千葉県上空を活用する。復旧には1カ月程度要する見通し。

国交省はまた、3連休明け以降、今回の事故を受けた緊急の再発防止策を早期に取りまとめる方向で検討を進めている。


炎上した機体が残るC滑走路(1月4日撮影)

(藤原秀行)

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