鴻池運輸、千葉で業務用空調機据え付け工事など支援サービスのテクニカルセンター完成

鴻池運輸、千葉で業務用空調機据え付け工事など支援サービスのテクニカルセンター完成

需要増見込み、64億円投資

鴻池運輸は3月7日、空調機改装のテクノロジーとロジスティクスを掛け合わせた鴻池運輸独自のサービス「コウノイケマルチベンダーシステム(K-MVS)」の主要拠点となるテクニカルセンター「テクノロジス幕張」(千葉県習志野市)が完成したと発表した。4月1日に本格稼働を開始する。

K-MVSは同社が現行の中期経営計画で掲げている重点4項目の一つ「⾰新への挑戦:技術の活⽤とDXならびに協業による挑戦」の一環で展開。空調機メーカー、サブコントラクターが業務⽤空調機を据え付ける場合の工事現場における⼈材不足、納入車両待機時間、余剰在庫、CO2削減などの課題解決をサポートしている。

これまで同社の既存拠点で提供してきたが、首都圏の堅調な再開発を背景とする業務⽤空調機改装業務の需要増が見込める上、深刻化する工事現場の生産性向上、労働負荷軽減、環境負荷低減に対する取り組み強化として新拠点の開発を決定。約64億円を投じ、22年11月に着工、開設準備を進めてきた。

■テクノロジス幕張の概要と特徴

名称 テクノロジス幕張
延床面積 24,670 ㎡
規模 鉄骨4階建 免震構造
特徴
  • 業務⽤空調機改装、プレハブ工法が対応可能なモノづくり
  • 改装機能に機軸を置いた保管・配送機能を併⽤するセンター
  • 10トン天井クレーン1基、2.8トン天井クレーン1基、塗装ブース、400V電源を各フロア完備、機密検査、貨物⽤EV2基、垂直搬送機2基
  • 路面に廃PET活⽤高耐久アスファルト改質剤使⽤
  • 太陽光発電および蓄電技術を活⽤し、CO2排出ゼロを目指す
本格稼働開始 2024年4月1日
所在地 千葉県習志野市芝園2-3-1


外観


センターの内部


10t天井クレーン


塗装ブース:プッシュプル型換気装置


室外機連結作業後(いずれも鴻池運輸提供)

(藤原秀行)

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