澁澤倉庫、千葉市で日本GLP開発の2.4万㎡物流施設を1棟借りし飲料保管拠点に

澁澤倉庫、千葉市で日本GLP開発の2.4万㎡物流施設を1棟借りし飲料保管拠点に

低床バースなど設置、床荷重も強化

日本GLPは3月13日、千葉市で延床面積2万3830㎡の物流施設「GLP千葉北」が竣工したと発表した。澁澤倉庫が1棟借りしており、「京葉配送営業所 千葉北第三倉庫」として運営。飲料製品の保管拠点として活用し、既存施設と連携して首都圏東部エリアの飲料物流基盤を強化する。

「GLP千葉北」は国道16号線から約100m、東関道の千葉北ICから約1km。宮野木JCTを経由して京葉道路から東京外環自動車道、千葉東金道路から首都圏中央連絡自動車道(圏央道)など各自動車道へアクセスできる。

日本GLPは千葉県でこれまで「GLP ALFALINK流山」を含む30件以上の物流施設を開発・運営してきた。物流ニーズが旺盛な東京に近接し、高速道路網へのアクセスに強みを持つ千葉県で引き続き積極的に開発を推進する計画。


「GLP千葉北」外観

飲料に特化した物流オペレーションのため、低床バース、大型のフォークリフト作業に最適な柱スパンを採用。床荷重を1、3階は2.0t/㎡とし、飲料の保管に適した構造にしている。

パレット2枚の同時搬送に対応した垂直搬送機を導入。2階に無人搬送フォークリフトの運用が可能なエリアを設置している。保管効率を向上させるため、3階にマジックラックの設置が可能なエリアを設定。3階の流通加工エリアに空調設備を取り入れている。

自家消費型の太陽光発電設備を屋上に設置するほか、全館のLEDや緑化エリアの整備などを通じて、環境に配慮した施設運営を図る。CASBEE A(新築)認証、ZEB Ready 認証を取得済み。

建物が必要とする想定電力量の約30%を太陽光による自家消費で賄えるとみており、入居企業の電気代を一定程度削減できるほか、CO2排出量を年間144t減らせると見込む。


低床バース


3階空調設備付き倉庫、パレット 2枚の同時搬送に対応した垂直搬送機

■施設概要
施設名:「GLP千葉北」
所在地:千葉県千葉市花見川区三角町777番4
敷地面積:13,702.52㎡
延床面積:23,830.45㎡
構造:地上3階建て、鉄骨造
着工:2023年2月
竣工:2024年2月
認証取得:CASBEE A(新築)認証、ZEB Ready認証

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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