ゆうちょ銀行とベンチャーキャピタルのSpiral、地域発展支援のスタートアップ向け投資ファンド組成

ゆうちょ銀行とベンチャーキャピタルのSpiral、地域発展支援のスタートアップ向け投資ファンド組成

期間10年の予定

ゆうちょ銀行は4月15日、ベンチャーキャピタルのSpiral Capitalと共同で新たな投資ファンド「ゆうちょ Spiral Regional Innovation1号投資事業有限責任組合」を組成したと発表した。新ファンドの設立は3月22日付。

新ファンドは既存産業が抱える課題を解決するX-Tech(インターネットとリアルの融合)領域などへの投資の強みを持つSpiral Capital がゆうちょ銀行と二人組合形式で設立。地域課題解決の推進や地域振興のロールモデル確立に取り組んでいるスタートアップなどを対象に投資し、地域経済発展を後押しするのが狙い。

運用期間は10年間と設定しており、運用額は100億円(無限責任組合員の出資分を除く)。ゆうちょ銀行は新たな領域に進出、事業の成長を図る。

投資対象のスタートアップはアーリーステージを中心に据えるが、ミドル・レイターステージの企業も選択肢に加えている。投資金額は1件当たり1億~10億円を目安にする予定。


両社関係者(プレスリリースより引用)

ファンド概要

項目 内容
名称 ゆうちょ Spiral Regional Innovation1号投資事業有限責任組合
ファンド総額 100億円※1
無限責任組合員 Spiral Sigma 有限責任事業組合※2
(代表組合員: 鎌田和博)
有限責任組合員 ゆうちょ銀行
設立日 2024(令和6)年3月22日
存続期間 10年間

※1 無限責任組合員の出資分を除いた金額
※2 「Spiral Sigma 有限責任事業組合」 は、本ファンドの無限責任組合員として、Spiral Innovation Partnersとその役職員が出資し設立した有限責任事業組合

スキーム

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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