ヤマトHD・長尾社長、初のフレイター就航で「新たな物流創造する」と表明

ヤマトHD・長尾社長、初のフレイター就航で「新たな物流創造する」と表明

JAL・赤坂会長「24年問題に真正面から取り組む姿勢に感銘」

ヤマトホールディングス(HD)と日本航空(JAL)、同社グループのLCC(格安航空会社)スプリング・ジャパンは4月16日、3社が連携して4月11日に運航を開始したヤマトグループ向けの貨物専用機(フレイター)について、成田空港、新千歳空港、北九州空港、那覇空港でそれぞれ実施した就航記念セレモニーの様子を公表した。

成田空港のセレモニーで、ヤマトHDの長尾裕社長は「まさに『物流の2024年問題』がスタートしたタイミングでの就航となりました。これまで長距離輸送を担ってきたトラック、鉄道、フェリー、旅客機床下貨物スペースに、新たな輸送モードとしてフレイターが加わります。フレイターの強みを生かしたスピード輸送など、様々なお客さまにご利用いただける輸送スキームを構築し、地域産業の発展に貢献していきたいと考えています。初めての空へのチャレンジとなります。安全運航を第一に、JALグループさまとともに、『新たな物流』『新たな価値』を創造してまいります」とあいさつ。

JALの赤坂祐二会長は「当社がこのプロジェクトについてヤマトさまから相談を受けたのはコロナ禍の2020年で、旅客需要が完全に蒸発するという非常に厳しい環境にあった時期でした。そんな中でもヤマトさまが2024年問題のような社会課題に対し、前向きに真正面から取り組もうと努力されている姿勢に私たちも非常に感銘を受けました。ヤマトさまと一緒に取り組み、多くのことを学びながら本日の初便就航を迎え、非常に感慨深いものがございます。JALグループは、これからもヤマトさまと力を合わせながら安全安心な社会、サステナブルな未来を作ってまいります」と語った。

スプリング・ジャパンの浅見達朗社長は「このたび、当社が担うのは、日本のLCCでは初となる貨物専用機の定期便運航です。10周年という節目を迎える私どもにとって大きな挑戦ですが、社会にとっても大変意義のある取り組みになると確信しています。これまで培ってきた安全運航のノウハウをフルに発揮して、貨物専用機を高い定時性で運航し、日本各地にいらっしゃるお客さまへ誠意を込めて荷物をお届けすることで、笑顔になっていただける貨物事業となるよう精一杯努めてまいります」と意欲を述べた。

※登壇者
<成田空港>
(左から)日本航空・赤坂会長、ヤマトHD・長尾社長、スプリング・ジャパン・浅見社長

<新千歳空港>
(左から)日本航空・小山雄司執行役員、ヤマトHD・栗栖利蔵副社長、スプリング・ジャパン・大佐古将彦執行役員

<北九州空港>
下段:(左から)北九州市議会 北九州空港機能強化・利用促進特別委員会・日野雄二委員長、福岡県議会 空港・交通インフラ調査特別委員会・井上博行委員長、福岡県・服部誠太郎知事、日本航空・斎藤祐二副社長、ヤマトHD・栗栖副社長、スプリング・ジャパン・上谷宏取締役、北九州市・武内和久市長、苅田町・遠田孝一町長、苅田町議会・沖永義樹議長
上段:(左から)北九州エアターミナル・鮎川典明社長、財務省門司税関・末永広税関長、国土交通省 大阪航空局北九州空港事務所・平田良二空港長、国土交通省 九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所・北原政宏所長

<那覇空港>
(左から)日本航空・木藤祐一郎執行役員、ヤマトHD・長尾社長、スプリング・ジャパン・浅見社長

(藤原秀行)※いずれも3社提供

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