米ボーイング、「空飛ぶクルマ」や無人航空機開発の関連事業をベンチャーに売却

米ボーイング、「空飛ぶクルマ」や無人航空機開発の関連事業をベンチャーに売却

自律飛行技術は引き続き活用へ

米航空機大手のボーイングは8月10日、「空飛ぶクルマ」や無人航空機の開発に関する事業を、同国で電動旅客機の開発を手掛けるベンチャーのアーチャー・アビエーションに売却すると発表した。

ボーイングが傘下で電動垂直離着陸機(eVTOL)や無人航空機向けの技術を開発しているウィスク・エアロ、スカイグリッド、インシトゥの3社株式をアーチャーに譲渡する。並行して、ボーイングはアーチャー株式を一定程度取得し、協力関係を構築する。株式の譲渡額は開示していない。

日本航空(JAL)と住友商事が共同で設立したソラクルが2025年の大阪・関西万博で、アーチャーの実寸大モデル機体を展示した。当初は万博会場でデモ飛行を目指していた。

ボーイングは近年、航空機の品質トラブルが相次いだことなどで業績が悪化していた。アーチャーに事業を譲渡し、次世代の航空機開発など中核事業に経営資源を集中したい考え。併せて、アーチャーと連携し、より効率的に空飛ぶクルマの実用化などを図る。

ボーイングはアーチャーと技術の共有で合意しており、ボーイングは今後もウィスク・エアロの自律飛行技術を活用することが可能。

(藤原秀行)

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