北九州地域の店舗へ商品供給
センコーは7月22日、イオングローバルSCMが福岡市の大型物流施設「T-LOGI福岡アイランドシティ」内に開設した常温・低温複合型センター「イオン福岡XD」の構内作業、配送業務などを受託、7月24日に業務を始めると発表した。
イオン福岡XD外観
新センターは常温商品のDC(保管型)およびTC(通過型)の物流機能に加え、冷蔵設備を実装しており、低温商品のTC物流にも対応可能。センコーは福岡市内から北九州地域のイオングループ各店舗への商品供給を手掛け、常温・低温商品を同一センターで取り扱える強みを生かした配送車両の積載率・回転率の最大化を図る。
新センター内には、自動仕分け機・自動倉庫といった大型マテハン機器を設けるとともに、多くの新規省人化機器を導入、作業効率の向上を図る
新センターに導入した省人化設備
・【国内初】AI遠隔機能を搭載し、遠隔AGFと連携運用を行うデパレアームロボット
・パレット自動倉庫連動デパレアームロボット
・パレットtoコンベアとパレットtoカート積みを1台で対応するデパレアームロボット
・カートナンバーとケースラベルナンバーを自動でひも付けするカメラシステム
・カートおよびハンドリフトの両方を牽引し、磁気テープを使用しない次世代型AGV
併せて、CO2を一切排出しない低温車仕様の燃料電池小型トラック(FCEV車)を2台導入、環境負荷の低減を強化する。
FCEV車
センコーは今後も低温物流市場で積極的に物流サービスを提供、3温度帯物流事業の拡大・強化を図る。
〈概要〉
名称:イオン福岡XD(福岡アイランドシティ営業所)
所在地:福岡県福岡市東区みなと香椎四丁目1番1号 T-LOGI福岡アイランドシティ1・2階
建物構造:RC/S造 地上6階建て
延床面積:41,335.80㎡(賃借部分)
設備:仕分けソーター、パレット自動倉庫、垂直搬送機、次世代デパレロボット、次世代AGV、DAS、常温トラックバース74台、ドッグシェルター25台
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用