相鉄グループとクレドAM、初の共同開発物流施設が東京・羽村で竣工

相鉄グループとクレドAM、初の共同開発物流施設が東京・羽村で竣工

1.5万㎡、1社専用と2分割の両方に対応

相鉄グループで不動産事業を手掛ける相鉄アーバンクリエイツ(横浜市西区)とクレド・アセットマネジメントの両社は12月10日、東京都羽村市で、初めて共同開発した物流施設「CREDO(クレド)羽村」が竣工したと発表した。

地上4階建て、延床面積は1万5272㎡。相鉄グループとしては初の物流施設開発となった。

圏央道の青梅ICから約6km、中央自動車道の八王子ICから約11km。圏央道経由で東名高速道路や中央道、関越自動車道へのアクセスにも強みがあり、広域配送拠点として利用できるのと同時に、国道16号を利用して神奈川県や東京都西部への配送拠点としても運用できると見込む。


施設の外観

1社専用での運用が可能なほか、転貸やサブリースのニーズにも対応できるよう2分割での運用も可能にしている。倉庫業に加え、運送業の許可申請を行うための施設要件も満たしており、運送事業の拠点としても利用を想定している。

共用部のデザインに「MOTIVATION & WELL-BEING」のコンセプトを掲げ、働く意欲を高める上質感のあるデザインや自然を感じる素材、植栽による心地良い空間づくりなど、働きやすい施設になるよう腐心している。

環境面では、CASBEE認証Aランク、BELS認証5☆、最高ランクの「ZEB」認証をそれぞれ取得済み。屋上に太陽光発電システムを導入し、電力の一部を館内に供給、テナントの再生可能エネルギーの利用を促進する。

エントランスの壁には、調湿効果のある卵の殻を再利用した、エッグウォールや、素材本来の風合いを持つ使用済みコーヒー豆を再利用したリサイクルボードなど、リサイクル素材を取り入れている。


施設の概要


「CREDO羽村」の位置図(いずれも両社提供)

施設概要
施設名:「CREDO羽村」
竣工日:2024年11月30日
所在地および立地利便性:東京都羽村市神明台
圏央道「青梅IC」から約6km、中央道「八王子IC」から約11km
JR東日本 青梅線「羽村駅」から約1km(徒歩約13分)
施設の特徴:
同エリアで希少な、1社専用利用が可能な施設、かつ転貸やサブリースのニーズに対応した2分割での運用も可能な施設
最寄りの「羽村駅」から徒歩圏内で、通勤しやすい立地
倉庫業および運送業の許可申請が可能
施設コンセプト:
「MOTIVATION & WELL-BEING」
このコンセプトには、働く場所として選ばれる施設として、働きやすい環境デザインを構築する意味が込められている。
共用部や建物内外は、上記コンセプトを基にデザイン。特に共用部については株式会社生活スタイル研究による監修の下、デザインされている。
働くモチベーションを高める上質感のあるデザイン、自然を感じる素材や植栽の採用による心地よい空間など、働きやすい施設づくりを行っている。
共用部では卵の殻を再利用したエッグウォール、使用済みコーヒー豆を再利用したリサイクルボードなど、環境負荷低減を意識しリサイクル素材を利用している。

敷地概要
敷地面積:7,219㎡(2,184坪)
延床面積:15,272㎡(4,620坪)

建物概要
用途:倉庫業を営む倉庫
構造・規模:鉄骨造・地上4階建て
環境認証:CASBEE認証Aランク、BELS認証5☆、ZEB認証

(藤原秀行)

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