村田機械など経てHAI ROBOTICS JAPAN創業にも携わった新井氏、物流業界向けにロボット導入支援手掛けるTOYOROBO設立

村田機械など経てHAI ROBOTICS JAPAN創業にも携わった新井氏、物流業界向けにロボット導入支援手掛けるTOYOROBO設立

複数メーカーと総代理店やパートナーシップ協定の契約締結も

物流業界向けにロボット技術の導入支援やオペレーション自動化の促進などを手掛けるTOYOROBO(東京都台東区台東)は12月27日、今年10月に創業したと発表した。2025年1月から複数のメーカーと総代理店契約やパートナーシップ協定の契約を締結する予定。

代表取締役は、村田機械や椿本興業、GROUNDを経て、中国系ロボットメーカーの日本拠点HAI ROBOTICS JAPAN創業にも携わった新井守氏が務めている。

 
 

同社は「お客様に信頼される国内外の多くのロボットメーカーと提携し、信頼性の高い導入プロセスを実現させることで、日本国内の物流自動化を加速させ、顧客の皆様のビジネスに貢献する」と狙いを説明している。

「A Future Connected by Technology, A World Set in Motion. -技術でつながる未来、動き出す世界-」とのスローガンを掲げ、最新技術を活用した持続可能な取り組みで、商品の販売をはじめ、システムの設計や導入後の運用までワンストップでのサービスを提供すると強調。

併せて、ラボでの実証実験を通して、これまでにない、異なるメーカーのロボット同士の連携などによる生産性の高いソリューションの提案を目指す。

代表取締役:新井 守(あらい・まもる)氏略歴
・2001年 村⽥機械株式会社に⼊社。
国内⼀般物流設備、国内外液晶カセット搬送設備(中国・台湾)導⼊サイトマネージャーとして業務に従事
・2014年 椿本興業株式会社⼊社。
営業⽀援業務、監理技術者として複数のプロジェクトに従事
・2017年 GROUND株式会社⼊社。
プロダクト管理、AMR(PEER)セールスを担当
・2021年 株式会社HAI ROBOTICS JAPAN に創業メンバーとして⼊社。
 2023年6月、同社代表取締役に就任。
・2024年10月 TOYOROBO株式会社設立

新井氏は「現在、国内の物流ROBOT採用については未だ初期市場段階と捉えています。ようやくビックカンパニーがアーリー・アダプターとして名乗りを上げ、自動化に挑戦し始めました。この段階では、初期市場からメインストリームへ進めていく前のキャズムをいかに浅くしていくかが重要なカギとなるでしょう。このキャズムの溝を浅くするための一番重要な要素は、『垂直立ち上げ、安定稼働』と考えています。アーリー・アダプターの信頼を勝ち取り、アーリー・マジョリティへつなぎ、メインストリーム市場へ誘うのが私達の使命です。TOYOROBO株式会社は、顧客とROBOTメーカーに寄り添い、満足の頂けるビジネスを展開していきたいと考えています」とコメントしている。

(藤原秀行)※いずれもTOYOROBO提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事