不動産事業強化狙い、資産規模1000億円目指す
JR貨物は3月12日、不動産事業強化の一環として、私募リートを組成すると発表した。
同社が開発、保有している物流施設などのアセットを組み入れ、運用。収益は貨物駅近隣の物流施設を取得して貨物輸送とのシナジーを生み出すことなどに再投資する予定。
さらに、貨物駅近くの用地を取得、物流施設を自ら開発する準備も進めている。
私募リートは2026年度に資産規模を300億円、34年度に1000億円まで拡大していきたい考え。
保有する不動産のポートフォリオは現状、物流施設が中心となっている。今後は物流施設を引き続き軸に据えながらも、オフィスビルやマンションなどの取得も視野に入れる。
(藤原秀行)