大和物流、北海道・北広島に建材など共同配送推進の物流拠点を新設

大和物流、北海道・北広島に建材など共同配送推進の物流拠点を新設

親会社開発の施設を1棟借り

大和物流は3月27日、北海道北広島市で新たな物流拠点「札幌物流センター」を4月1日に開設すると発表した。

親会社の大和ハウス工業が開発した平屋建ての物流施設「DPL札幌南Ⅲ」(延床面積7919㎡)を1棟借りしている。

 
 

現在の「札幌物流センター」は「恵庭物流センター」に改称する。


札幌物流センターが入る物流施設の外観

大和物流は2009年10月から道内全域の納材店や工事現場を対象とした建材のエリア共同配送を開始し、積載効率の向上を図っている。

異業種と連携を強化し、効率化を推し進めるため、新センターを活用することにした。今後は建材に加え、食品、日用品、機械など、多様な荷主との連携を進め、道内のエリア共同配送網を整備していく構え。

半導体関連企業の進出で物流需要が高まっていることにも対応する狙いがある。

道央自動車道の輪厚スマートICから2km(車で約5分)、北広島ICから3km(車で約8分)。幹線道路の国道36号線にも至近で、札幌市をはじめとする主要都市への交通利便性に強みを持つ立地となっている。

 
 

新千歳空港や苫小牧港からもアクセスしやすく、陸路に加えて空路や海路を活用した物流インフラを利用しやすいこともメリットとみている。


周辺地図


広域図


倉庫内観(いずれも大和物流提供)

施設概要
名称:大和物流株式会社「札幌物流センター」(※2)
所在地:北海道北広島市輪厚工業団地2丁目1-3
敷地面積:29,073.81㎡(8,794.82坪)
延床面積:7,919.75㎡(5,420.72坪)
構造:鉄骨造平屋建て
バース形状:高床式両面(H=1.0m)/接車台数36台
床荷重:1.5t/㎡
梁下有効高:6.5m
アクセス:道央自動車道「輪厚スマートインターチェンジ」から約2.0km、道央自動車道「北広島インターチェンジ」から約3.0km、最寄り駅JR北海道千歳線「北広島駅」から約9.2km
開設:2025年4月1日
運営:大和物流株式会社

(藤原秀行)

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